https://www.cnn.co.jp/storage/2023/01/11/1f5811feaefb59180f9db0789ea701d1/t/768/511/d/49c796db-a573-4ca2-9f4b-0d039d2a4d7f.jpg
ロシア軍の多連装ロケットシステムから発射された砲弾の残骸。ハルキウで集めたもの/Vitalii Hnidy/Reuters

(CNN) ロシアがウクライナに侵攻して11カ月目に入る中、米国とウクライナの当局者らはロシアの砲撃がピーク時に比べて大幅に減少しており、場所によっては75%減っているところもあるとCNNに明らかにした。

両国の当局者らはその明確な理由をまだ把握していない。ロシアは供給の少なさから砲弾の割り当てを制限しているのかもしれない。あるいはウクライナ軍の効果的な攻撃に直面し、広範にわたる戦術の見直しの一環の可能性もある。

いずれにせよ、砲撃の著しい減少は間もなく1年を迎える戦闘でロシアがますます苦しい状況に追い込まれていることを示すさらなる証拠だと当局者らはCNNに語った。

こうした情勢はウクライナが西側の同盟国からの一層の軍事支援を受けている中でのものでもある。米国とドイツは先週、ウクライナ軍に初となる装甲車両と、空からの攻撃に対抗するのに役立つ地対空ミサイル「パトリオット」を追加で供与すると発表した。

一方、ロシアのプーチン大統領は当初「特別軍事作戦」としか説明しなかったウクライナとの戦争について、国内の政治的支持を補おうと明らかに必死になっている、と米情報当局者らはみている。

https://www.cnn.co.jp/world/35198413.html