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被告方から押収された改造フィギュア=2022年10月、鹿児島県警

 人気アニメ「ルパン三世」に登場する女性キャラクター峰不二子の改造フィギュアを販売したとして、著作権法違反(著作権侵害)に問われた鹿児島市の男(46)の初公判が31日、鹿児島地裁であった。検察側は2020年から改造フィギュアを販売し、200~300体、少なくとも120万円を売り上げたと明らかにした。

 起訴状などによると、被告は峰不二子の改造フィギュアをネットオークションに出品し、昨年9月、鹿児島県内の男性に2万5千円で販売したとされる。「魔改造フィギュア」と呼ばれるもので、正規品の頭に、露骨な性的表現がなされた別のアニメキャラクターの胴体を組み合わせて作ったものだった。

 検察側の説明によると、被告は当初ゲームセンターで取得したフィギュアをネットオークションで販売していた。20年ごろ、改造フィギュアが高額で取引されていることを知り、生活費や遊興費を得るために、改造フィギュアを作って販売するようになった。

 被告は起訴内容について「間違いありません」と述べた。

 県警はほかにも改造フィギュア29点を被告の自宅から押収している。

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