種子島宇宙センターで先月26日に行われたH2Aロケットの打ち上げは、直前に警戒区域にヘリコプターが進入しため、計画より1分遅らせて打ち上げられましたが、進入したのは鹿児島県警のヘリだったことがわかりました。

H2Aロケット46号機は、先月26日の午前10時49分に種子島宇宙センターから打ち上げられる計画でしたが、そのおよそ10分前に発射場周辺の警戒区域にヘリが進入しました。

このため、急きょ打ち上げを1分遅らせる措置が取られ、H2Aは午前10時50分に打ち上げられました。

当時、ヘリの所属先はわかっていませんでしたが、その後、県警のヘリだったことがわかりました。

県警・警備課によりますと、当時、警戒のために発射場周辺を飛行していたヘリの飛行経路を検証したところ、打ち上げ予定時刻の10分前、午前10時39分ごろからおよそ5分間、警戒区域に進入していたということです。

警戒区域は発射場の東側を中心に、東西と南北にそれぞれおよそ20キロの範囲でしたが、ヘリの乗員は進入に気づいていなかったということです。

県警は「今後同様のことが起きないよう指導などを徹底する」としています。

https://www.mbc.co.jp/news/article/2023020200062597.html