2/24(金) 19:22   産経新聞
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任期満了に伴う4月9日投開票の大阪府知事選について、参政党は24日、大阪市内で会見し、歯科医の吉野敏明氏(55)を擁立すると発表した。吉野氏は「大阪の問題がきちんとできないと日本の将来はない。大阪から日本を取り戻す」と意気込みを語った。参政党が知事選に公認候補を擁立するのは初めて。

吉野氏は横浜市出身で岡山大卒。大学病院での勤務や病院理事長を経て、現在は東京都内のクリニックの院長を務める。昨年の参院選比例代表で参政党から立候補し、落選している。

吉野氏は会見で、府と大阪市が誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)について、ギャンブル依存症が増える懸念があるなどとして計画の中止を訴え、「この問題に切り込めるのは、しがらみのない参政党だけだ」と強調した。

また、新型コロナウイルス対策にあたる保健所の体制充実や、教員や公務員の待遇改善にも取り組むとした。

知事選には、現職で地域政党「大阪維新の会」代表の吉村洋文氏(47)が立候補を表明。共産党は無所属で立候補する元参院議員の辰巳孝太郎氏(46)を推薦し、政治団体「アップデートおおさか」が法学者の谷口真由美氏(47)を擁立するほか、NHK党も候補者擁立に向けた調整を進めている。