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白色や半透明の新しい容器が並ぶ売り場のイメージ=セブン&アイ・ホールディングス提供

 コンビニのセブン―イレブン・ジャパンは29日、インクや着色を減らした白色や半透明の容器を、弁当や麺、総菜など約60品に使うと発表した。5月下旬から順次切り替える。インクや着色があるとリサイクルしにくいため。石油からつくるインクなどを使わないことで二酸化炭素の排出削減にもつなげる。

 これまでは商品の見栄えがよくなるような色を採用していた。北海道で昨年12月から新容器に替えたところ、販売に大きな影響がなかったので、全国に広げることにした。一部商品で容器をプラスチックから紙に替える取り組みなどは進めてきたが、プラスチック容器自体のリサイクルもしやすくする。

 セブンは29日に開いた商品説明会で、自社商品のうどんやラーメンといった調理麺の原材料の小麦を2024年以降、すべて国産とする方針も明らかにした。小麦の高騰への対策とする。国内の小麦生産を支える狙いもあるという。(末崎毅)

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