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6日、ソウルで行われた雑踏警備の訓練で、日本の「DJポリス」を参考にした車両の上から誘導する韓国の警察官(共同)

 【ソウル共同】韓国警察は6日、日本人2人を含む159人が死亡した昨年10月の梨泰院雑踏事故を教訓とした対策訓練をソウル市内で実施した。雑踏警備の不手際が指摘されたことを受け、状況を把握するドローンなど最新装備を総動員し対策を強化。軽妙な話術で人々を誘導する日本の「DJポリス」も参考に、専用車両を導入した。

 狭い通りの雑踏を危険度別に3段階で再現。車両の上から「警察の指示に従って」と呼びかけたり路上で誘導したりし、密集度を低める手順を確認した。最も危険な状態を想定した訓練では警察の特殊部隊が建物の上からはしごや網を下ろし、雑踏で圧迫される人々を壁伝いに救出した。

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