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立憲・岡田克也幹事長

 立憲民主党は11日に国会内で開いた常任幹事会で、衆院憲法審査会の毎週開催を「サルがやること」と発言した小西洋之参院議員(51)に対し、同党の規約で最も軽い「幹事長による注意」とすることを決めた。

 岡田克也幹事長は小西氏に対する措置について、3月29日の参議院憲法審査会幹事長懇談会後のブリーフ(記者会見より規模の小さい説明)における発言、翌30日の記者会見やツイッターの内容をチェックした結果、問題が生じていると判断したという。

「精査した結果、党として何らかの措置が必要であると考え、党規約に基づく幹事長による注意ということで常任幹事会にはかり了解を得ました」(岡田氏)

 今回の小西氏に対する「幹事長による注意」という措置は、党規約の中で最も軽い処分だ。

 岡田氏は「規約上は4つの措置のなかで最も軽いというか、軽いと言えば軽いとなります。それは私の総合的な判断です。小西議員は〝オンとオフ〟という認識の違いがあった。私は記者のみなさんからは〝オン〟と、とらえても仕方のない状況だった思いますが、本人からは〝オフ〟だと思っていたという説明でした。そういうなかで、軽はずみな発言をしたことは、私から注意するということ。私としては、適切だと判断しました」と小西氏の措置について説明した。

 小西氏の「審査会の毎週開催はサルがやること。蛮族の行為だ」との発言は、立憲の支持者などに不快な思いをさせて「幹事長による注意は、身内に甘いのではないか」という印象すら与えている。

 岡田氏は小西氏が「反省しているのか」との質問に「先週の金曜日(4月7日)に小西氏と話した。その時の印象は、彼は冷静になっていたし、自らの言動について深く反省していた。落ち着いてやり取りができたので私はそういうふうに(小西氏が反省していると)認識しました。順番をつければ、一番軽いかもしれませんが、幹事長の注意は、私は重い措置だと思っています。小西氏は真剣に受け止めてもらいたいと思います」と語った。

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