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(資料写真)沖縄県の玉城デニー知事

 玉城デニー知事が7月上旬に中国を訪問する方向で最終調整していることが11日、分かった。中国との経済交流を目的に、河野洋平元衆院議長が会長を務める日本国際貿易促進協会(国貿促)の訪問団に同行する予定。知事の訪中は2019年4月以来で、経済交流を通し中国との地域外交を本格化させる考えだ。複数の関係者が明らかにした。

 国貿促は、7月3日から6日に北京へ訪問団を送る。新型コロナが拡大した20~22年は派遣を見送っており、4年ぶり。「台湾有事」や経済安全保障問題がクローズアップされる中、経済や文化などの分野で交流を深め、安定した日中関係を築く目的がある。

 既に県にも案内文が届いており、知事自身が訪中を希望しているという。面会者は現時点で未定だが、中国政府首脳との会見や経済分野の政府機関などとの交流を予定している。19年には胡春華副首相(当時)と面談していた。

 15年から3年連続で国貿促の訪問団として訪中した故翁長雄志元知事は、李克強首相(同)らとも会談した。(政経部・大野亨恭、又吉俊充)

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