ひとり親家庭 物価高で「食を制限」が9割 困窮家庭が増える

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230427/5090022930.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いのでご注意を

ひとり親家庭を対象に県内のNPOとNHKがアンケート調査を行ったところ、物価高の影響でおやつの量を減らすなど
食に関して制限を行っている人が全体の9割にのぼり、生活に困窮する家庭が増えている実態が浮かび上がっています。

ひとり親家庭を支援するNPO、「しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄」とNHKは、
物価高が家計に与える影響について先月2日から20日間調査を実施し、200人あまりから回答を得ました。

それによりますと、ことしに入ってから,物価高の影響で食に関して
何らかの制限を行っていると答えた人は全体の9割にのぼっていることがわかりました。
このうち「子どものおやつの量や回数を減らした」と答えた人が53%、
「子どもの食事の量や回数を減らした」と答えた人が10.3%となりました。

また、食事以外の影響について尋ねたところ、「入浴の回数を減らしている」が34.3%、
「トイレを流す回数を減らしている」が20.2%、「子どもの靴が小さくなっても買い替えられず我慢させている」が
17.4%となっていて、アンケートから生活に困窮する家庭が増えている実態が浮かび上がっています。

「しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄」の秋吉晴子代表は「このままでは子どもの成長やひとり親の健康に
影響が出るのではないかと心配している。私たちが行っている調査に県や自治体にも関心を持ってもらい一
緒に支援策を考えてほしい」と話していました。

04/27 06:50