https://media.loom-app.com/gizmodo/dist/images/2023/06/09/230709flashback.jpg?w=640
Image: Flashback
そういう時代がありました。

インスタントカメラで24枚とか27枚とかを大事にだいじに撮影して、お小遣いで写真屋さんに持っていって、翌日以降に出来上がった写真を撮りに行く。かつては撮影してから画像を見るまでに長いプロセスがありました。

全部の写真が載っているインデックスをつけてくれる写真屋さんが人気でした。あれはあれで楽しかった。

と、まぁノスタルジックな前置きが長くなりましたが、かつてのインスタントカメラをデジタルかつ何度でも使えるよう現代的にアプデしたカメラがこれ、Flashback ONE35です。

レトロな外観。アプリで画像が見れるのは24時間後
外観は35mmフィルムのインスタントカメラを思わせるレトロなデザイン。前面のスライドスイッチはフラッシュのON/OFF、トップにはシャッター。背面にがガチャガチャと親指で回すやつ(フィルムの場合は次のフィルムに送るためについてた)までついています。

撮影した画像を確認するスクリーンなんてついていません。撮影する時はビューファインダーを覗いてください。撮影できるのは27枚のみ。撮影モードはフィルム風カラーとモノクロの2パターン。

27枚すべて撮影すると、写真屋さんに持っていき…ません。代わりに専用アプリで画像を見ることができるのですが、これ27枚撮影終了から24時間経たないと表示されないのです。

https://media.loom-app.com/gizmodo/dist/images/2023/06/09/230709flashback02.jpg?w=640
Flashback ONE35で撮影した画像。
Image: Flashback

現在、Kickstarterにてプロジェクト進行中なのですが、すでに目標金額を大きく上回った支援が集まっています。1つ125ドル(約1万1600円)から。発送は今年8月を予定しています。

スマホでパシャーとしてSNSにすぐアップ、みんなが見るまで1分もかからない現代社会で、インスタントカメラが再燃しているのもわかる気がします。

不便を体験してみたいとでもいうのでしょうか。いや、デジカメ・スマホが当然の世代は不便とすら思うことなく、時間のかかるプロセス、新たな体験にわくわくしているだけかもしれないですね。

Source: Flashback

https://www.gizmodo.jp/2023/06/reusable-disposable-digital-camera-kodak-fujifilm-flash.html