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立憲民主党の長妻昭政調会長

 (岸田文雄首相が今国会での衆院解散を見送ったことについて)自ら解散風を吹かしに吹かして、この結果というのは非常に茶番というか、1人芝居というか。マイナンバーや財源などの問題で、なかなか選挙を有利に戦えないんじゃないかと(判断して)、トーンダウンしたということではないか。

 本当に大義が全くなかった。解散をもてあそぶと、こういう結果になると、痛い教訓が政府に与えられたのではないか。国会の空白を作り、巨額の税金を使うのが選挙だ。きちっとした大義を持つべきであるということは、繰り返し申し上げさせていただきたい。

 解散の大義がないから、野党を挑発して内閣不信任案を出させて、それを大義にしようとしたのではないか。私は大義になるとは思っていないが、首相はそう考えて、挑発的なお話を13日に(記者会見で)されたんだと思う。

 あれだけ解散風を吹かせて、強気に出て野党を挑発した。首相の求心力や信頼度は下がってくると思う。(国会内で記者団に)

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