0001きつねうどん ★
2023/06/21(水) 21:52:48.44ID:dtD9bT6C福井鉄道のたけふ新駅に、3月から設置されたオリジナルの自動販売機があります。実は今、こちらで売られている「ある物」に鉄道ファンから注目が集まっています。その「ある物」とは?
明治45年創業の福井鉄道。通勤や通学、買い物など生活に密着した地域鉄道として「福鉄」の愛称で親しまれています。
福井市と越前市を結ぶ福武線の駅の一つ、越前市の「たけふ新」駅の待合室に入っていくと、現れたのは、福鉄オリジナル自動販売機。カラフルなフクラムや昭和に走っていたモハ200系などオリジナルグッズがずらり。その中で目を引いたのは、自販機限定の文字です。
出てきたのは、さびた大きなくぎ?!これの正体は?
福鉄の担当者:
「これは犬釘といいます。線路を支える枕木を支える釘。実は鉄道廃品。まぁゴミといいますか必要のないもの」
いぬくぎ?鉄道廃品!? なぜ必要ないものを売っているんでしょうか?
福鉄の担当者:
「ジャンジャンキーホルダーを自販機で売るのに重さが足りなかった。重さに見合う鉄道グッズをいれようと犬釘が選ばれた」
ジャンジャンキーホルダーとは、福井市の赤十字駅にある看板を元に制作したグッズ。「警報機がジャンジャンなる」という表現が話題となり、これは売れると商品化。そしておまけとして付けたのが犬釘だったのです。
一般人には価値がなかなか分からない犬釘ですが、鉄道ファンは興味深々の様子だそうです。
福鉄の担当者:
「(今は)より安全に安定した線路になっているので、犬釘ではなくボルトで止めている。福井鉄道としては、どんどんなくなっていてある意味貴重なもの」
犬釘は、平成初期ごろまで使われていたそうで、何十年も福井の地で電車を支えてきたと思うと、ロマンを感じます。
他にも、電車の上にあるパンタグラフを通して電力を供給する電線、トロリー線とのセットも販売。3月下旬に自販機設置以来、県外の鉄道ファンを中心に、約200個売れてるそうです。
おまけが引っぱるこの売れ行きに、福鉄の担当者は、「ジャンジャンキーホルダーではなく、犬釘が注目されてて複雑(笑)。来年新幹線開業ということで、全国からたくさんの人が見えられると思う。福井県にある鉄道を皆さんに知ってもらって、沿線の皆様には福井鉄道が走っている街、自分達が住んでいるということを誇りを持ってもらうように感じてもらえる楽しい鉄道会社になれたら」と話しました。
https://www.fnn.jp/articles/FTB/545882