ーとの直接の関係はほとんどない。

マイナンバーは国民として必須。すでに自治体や年金、健康保険などで活用されており、マイナンバー法などによって付番の拒否はできない。

それに対してマイナンバーカードは「任意」という名目で、取得も返納も自由だ。マイナンバーとはほぼ無関係のカードなので、マイナンバーカードを取得しなくても、取得して返納しても、個人のマイナンバーへの影響はない。

例えるなら、マイナンバーカードは「スマホの画面ロックを解除するための指紋認証」のようなもので、本人を確認するためにある。マイナンバーはスマホにインストールされているアプリの1つ(国のサービスの1つ)のようなもので、他のアプリ(国や自治体のサービス)とID連携できる機能が提供される。

アプリ自体を消すことはできないが、アプリを使わないとしてもアプリ(マイナンバー)の動作が停止するわけではない。スマホを返却(海外在住で住民票の除票、国籍変更)するぐらいしか方法はない。

これに対してマイナンバーカードを返納(指紋認証を削除)しても、本人がアクセスできなくなるだけで、マイナンバーは動作し続ける。単に、スマホの中で何が起きているか分からなくなるだけだ。

マイナポータルにマイナンバーカードでログインすると、自分の情報を国や自治体などがどのように使ったかをチェックできる。それができなくなるマイナンバーカードの返納は、むしろ国を無条件に信用しているという意思表示になりかねない。

つづき
https://www.watch.impress.co.jp/docs/topic/1513874.html