https://youtu.be/CKr9cnKuEXE

ネコのお地蔵様が行方不明になっているという話題です。静岡県函南町の寺で、参拝客を出迎えてきたネコのお地蔵様が行方不明となりました。誰かが持ち去ったとみられ住職は無事の帰りを待っています。

◆迷いネコは「修行僧」 寺で受け入れ

函南町の長光寺。この寺では迷いネコやノラネコを「修行僧」として受け入れています。
人間である住職とネコが信頼関係を築いていく過程を「修行」と捉え、2023年7月時点で14匹のネコが修行に励んでいます。

長光寺・柿沼忍昭 住職:
(ノラネコや迷いネコは)人を信じることが非常にハードルが高いと思うんですよね。それで私はネコに信じてもらえるような和尚になる。なかなか厳しんだよ、ネコに信じてもらえるっていうのは

◆山門で出迎える“ネコのお地蔵様”

この寺の山門で約4年半にわたり多くの参拝客を出迎え見送ってきたのが、ネコのお地蔵様です。本堂に続く石段の上に置かれていました。

しかし7月17日の朝、姿が見えなくなっているのがわかりました。誰かに持ち去られたとみられています。

長光寺・柿沼忍昭 住職:
寺のネコが死んだので、山門にコーンとバーをおき入山禁止にしていました。(ネコのお地蔵様は)出したままにしておいたら、次の朝 見当たらないんですよ。ちょっと考えられないというか、私はとてもファンタジー好きなものですから、ネコがどこかに連れ去られたか自分でどこかに行ったのかなって

ネコのお地蔵様は、頭上の木から銀杏が落ちてくるため注意してもらおうと住職が作りました。丸太から作り高さ35cmほど 重さ10kgほどで、SNSで話題となり寺の人気者になっていました。

修行に励むネコたちがお地蔵様に身を寄せる姿も見られ、大勢の参拝客やネコに愛されていました。

◆「戻ってきて」住職は被害届ださず

長光寺・柿沼忍昭 住職:
戻ってきてくれないかな、一番はそこですね。お寺は罪を問う場所ではないのでね。朝、ポンッと置いてあったら、何か一つ伝説が生まれるというか、それで一つ物語(説法)が作れるなと思いますけど

住職は被害届の提出は考えておらず、SNSで捜索を呼び掛けながら無事の帰りを待っています。

住職によりますと函南町の丹那盆地では昔 養蚕業が盛んで、カイコを食べるネズミを駆除するためネコをとても大切にしていたそうです。

ネコを保護して「修行」と捉える考え方がユニークですが、住職が抱っこできるようになるとそのネコは「和尚」の位になれるということです。

長光寺では現在14匹のネコが修行していますが、エサやりや不用意に追いかけること、それに閉門中の入山はしないよう住職は呼びかけています。

また、行方不明のネコのお地蔵様については「誰かが盗んだのなら反省した上で、名乗り出なくていいので戻しておいてもらえれば」と話していました。

https://www.sut-tv.com/news/indiv/22750/