元テレビ朝日の玉川徹氏が9日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、日大の沢田康広副学長の会見での説明に、大麻らしきものを発見した後の対応について「急に人情派検事になってしまうのが不思議」と首を傾げた。

 この日は、前日に行われた日大の会見を特集。玉川氏は「昨日の会見で一番引っかかったのは、沢田副学長が元検事だということなんです」と切り出した。

 沢田副学長は会見で、7月6日に植物のカスのようなものが入ったビニールを寮内で発見するも、学生に自首をさせたいという思いもあり、自身の責任で本部に持ち帰り、18日に警察に相談するまで保管したと説明している。

 玉川氏は「元検事でしょ?大麻があるかもしれないと内偵して、パケの中に微量の大麻らしき物があって、鑑定しないでそのまま放置しておくということを検事時代にやったのかと、僕は思う」と述べた。

 リモート出演の元検事の亀井正貴弁護士は「違法薬物、証拠物は検事にとって聖域の部分なので、非常に重要な部分。置いたままにするとか警察に出さないとか、そういうことは考えいにくい」と説明。

 それを受け玉川氏は「なんの疑いもせず、たまたま出てきたなら分かるが、わざわざ探しに入っているわけですよね?その中にゴミっぽいとはいえ、大麻のような植物片、ご本人も大麻かなという認識は持ったと。でもそれ以上追求しないで、こっから急に人情派検事になってしまうのがどうも不自然」と首を傾げていた。

https://www.daily.co.jp/gossip/2023/08/09/0016679501.shtml