サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会で、準々決勝(11日)で敗退した日本代表「なでしこジャパン」のメンバーが12日、成田空港に帰国した。


 訪日客やお盆の帰省客などでごった返した到着ロビーには約300人のファンが集結。選手が到着すると、拍手で出迎えた。

 到着後に取材に応じた藤野あおばは「(300人が出迎え)それほどの人が応援してくれて、個々で迎えてくれたというのは凄くうれしいです」と喜びを口にした。

 ただ一方で「思い描いた結果とはまた違った形でしたし、でもやっぱり世界一をつかみ獲ってから皆さんに会いたかった」と11年以来の頂点に届かなかった悔しさを素直に語った。

 8強に終わった大会を振り返り「凄く貴重な経験というか、誰もが立てる舞台じゃないっていうのは、感じていたところですし、でもその中でも、自分がプレーしやすいように、チームメートとかも凄くそういう環境を整えてくれてた」と仲間に感謝した。

 自身のプレーについては「今まで積み上げてきたものが、どれぐらい出したのかっていうところは、まだまだ正直できたかなっていうところが大きいですね」と消化不良の表情を浮かべた。

 リベンジの舞台は24年パリ五輪。10月スタートのアジア2次予選、来年2月の最終予選を経て、今度こそ最も高い場所へ。手応えと悔しさとともに、力強くパリへの道を歩む。

8/12(土) 18:00配信  スポニチアネックス
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