佐世保市の男子児童“いじめ”訴訟 市側は争う姿勢

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20230904/5030018850.html
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おととし、佐世保市の小学校で男子児童が同級生からいじめを受けた際に学校が適切な対応を取らなかったために、
適応障害などを発症したうえ転校を余儀なくされたとして、児童と父親が
300万円あまりの損害賠償を求めている裁判が4日から長崎地方裁判所で始まり、佐世保市側は争う姿勢を示しました。

この裁判は、佐世保市にある市立小学校の特別支援学級に通っていた男子児童と父親が起こしたものです。

訴状などによりますとおととし、当時、4年生だった男子児童は同じクラスの児童から目にアルコールスプレーを吹きかけられるなど、
日常的に暴言や暴力を受けながらも、学校側が適切な対応を取らなかったために適応障害などを発症したうえ、
転校を余儀なくされたなどとして佐世保市に300万円あまりの損害賠償を求めています。

4日から長崎地方裁判所で始まった裁判で、佐世保市側は訴えを退けるよう主張し争う姿勢を示しました。

佐世保市教育委員会は主張について「詳細は差し控える」としています。

裁判後、男子児童の父親は「対応は不適切だと思う。これから先同様にいじめで悩む子どもたちがいたときには
しっかりと法律を守って対応してほしい」と話していました。

09/04 19:36