9日朝、岩手県久慈市の牛舎の建物の外で飼育していたヤギ1頭がいなくなっているのが見つかりました。近くの山の方へヤギを引きずったと見られる跡が残っていて、クマによる被害と見られています。

久慈警察署によりますと9日午前7時ごろ、市内の70代の男性が、久慈市山根町に所有する牛舎を訪れたところ、ヤギの飼育用に牛舎の外に設置していた柵が倒れ、ヤギ4頭のうち1頭がいなくなっているのを見つけました。付近にはヤギを引きずったと見られる跡が南の山の方へ向かって続いていて、クマのものと見られる足跡も残されていました。男性が8日正午ごろに牛舎を訪れた際は、ヤギは4頭ともいたということで、8日正午から9日午前7時までの間に被害にあったと見られます。牛舎内で飼育されていた牛15頭に被害はありませんでした。警察が付近のパトロールを実施するともに、猟友会が付近にワナを設置する予定です。現場は、久慈市の中心部から15キロほど離れた山間部です。

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