鳥取県警米子署は8日、他人の畑に液体をまいてニンジン(約63万8000円相当)を枯れさせたとして、米子市彦名町、農業の男(73)を器物損壊の疑いで逮捕した。

 発表によると、男は10月1日夕、同市内の70歳代男性が所有する同市彦名新田の畑に除草剤の成分を含んだ液体をまき、約730平方メートルで栽培していたニンジンを出荷できなくさせた疑い。同月6日に男性が「畑に除草剤をまかれたかもしれない」と届け、同署が捜査していた。

 男は「まいたのは間違いないが、こんなに広い範囲ではない」と容疑を一部否認している。2人は面識があり、男性の畑では過去にも同様の被害があったという。同署が動機などを調べている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20231210-OYT1T50079/