日本維新の会の馬場代表は15日の会見で、価格高騰時にガソリン税を下げる「トリガー条項」について、国民民主党、立憲民主党との3党で協議した上で与党に申し入れるのは「ナンセンスだ」と述べ、3党協議に応じない意向を示した。

国民民主党は、トリガー条項について、自民・公明両党と協議してきたが、先週、自民の対応は「不誠実」として、協議からの離脱を決めた。

その後、国民民主党は、立憲、維新と共同で法案提出を目指すなど、トリガー条項での野党連携を模索していた。

馬場代表は会見で、「トリガーについて、数日前に立憲民主党の泉代表から連絡があったが、3党で与党側に突きつけていくことは非常にナンセンスだと申し上げた」と明かした。

さらに、「自公と協議してきた国民民主党が、これ以上協議をしても結論は出ないという判断のもと協議を打ち切った。だから話はすでに終わっている」と述べた。

また、ガソリン価格高騰対策について、馬場代表は、「日本維新の会の考え方は、トリガー条項ではなく、暫定税率廃止だ」と強調。

ただ、暫定税率で協調しようという申し出は「今のところ玉木代表からない」という。

https://www.fnn.jp/articles/FNN/657978