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練習に向かう文仁柱(カメラ・小林 泰斗)

 北朝鮮代表DF文仁柱(ムン・インジュ、24)=FC岐阜=が20日までに取材に応じ、2026年北中米W杯アジア2次予選・日本戦(21日)に向けた意気込みを語った。1~2月、中国で行われた北朝鮮のA代表合宿に初参加した。「夢だったA代表のスタートラインに立てた。20年にU―23代表でアジア選手権(タイ)時に一緒にやった選手が何人かいて、気さくに話してくれたのですぐチームに溶け込めた」

 シン・ヨンナム監督の練習はフィジカル強化が中心だった。「日本対策の戦術練習もしたけど、走れる体力を鍛えた。強度や一対一の局面で負けないことは口酸っぱく言われている。当たりの強さにビックリした。個の局面が重要視されていて、すごくいい経験ができた」

 さいたま市出身の在日コリアンで、左サイドバックやボランチでプレー。北朝鮮代表として、生まれ育った日本と国立競技場で対戦する。「在日朝鮮人の方も多く期待してくれていると思う。そういう子供たちの目標になれるようなプレーを見せたい」とうなずいた。

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