ハンバーガー、牛丼、焼き肉、しゃぶしゃぶ……日本人の食生活に欠かせない食材・牛肉。それを客に提供する店はどのように儲けを出しているのか。経営コンサルタントの平野薫さんは「チェーン店では、経営の多角化やメニュー設定、オペレーションなどできっちり利益を出すための仕組みを確立している」という――。
※本稿は、平野薫『なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか?』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。

なぜすき家を経営するゼンショーは多角化を進めるのか?
すき家を運営するゼンショーが2023年4月にハンバーガーチェーンのロッテリアを買収しました。かつては往年のレジェンドメニューであるエビバーガーやロッテシェーキを武器に業界2位に君臨し、絶対王者マクドナルド相手に健闘していました。

しかし、ライバルの次から次へと展開されるマーケティングに押され、マクドナルドはおろかかつて業界3位だったモスバーガーにも大きく水をあけられています。コロナ禍においてもマクドナルドとモスバーガーがデリバリーとテイクアウトで業績を伸ばしている中でロッテリアは赤字に転落し、苦戦を強いられていました。

買収した側のゼンショーは今回のロッテリアに限らず、これまでもココスジャパン、ジョリー・パスタ、華屋与兵衛、なか卯などを次々に買収し業容を拡大。日本で最大の外食チェーンとなりました。近年はスーパーマーケットや海外のすしチェーンなども買収し多角化を進めています。

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https://president.jp/articles/-/79959