自民党の派閥の政治資金問題に関し、安倍派のキックバック再開に森喜朗元首相が関与した可能性が指摘されていることについて、立憲民主党の泉代表は29日の会見で、「答えは“森”の中。闇の中。はっきりしてもらいたい」と述べ、森氏による説明が必要だとの認識を示した。

さらに泉氏は「自民党の森は樹海よりも深い」として「本当にまともな答えが返ってこない。真相究明と言ってもやる気がなく、ほっかむりして逃げ切りではないか」と、森氏からの聴取を行っていない岸田首相ら自民党執行部の姿勢を批判した。

一方、少子化対策の財源として公的医療保険に上乗せする「子ども・子育て支援金」について加入者1人あたり平均の負担額が月450円などとする試算を政府が示したことについて泉氏は「信用できない」と一蹴した。

その上で「そもそも政府は負担増はない、あるいは1人頭500円弱だと言っていた」とし、「今回の試算もどんな前提のもとで出している試算かわからない」と指摘した。

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