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韓国初の軍事偵察衛星1号機を載せたスペースX社の発射体「ファルコン9」が昨年12月、米国カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられた。[写真 スペースX]

韓半島(朝鮮半島)全域を監視する韓国軍の偵察衛星2号機が8日午前8時17分(現地時間7日午後7時17分)、米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられる。

国防部によると、偵察衛星2号機は米宇宙企業スペースXのロケット「ファルコン9」に搭載され、宇宙軌道に打ち上げられる。

1号機は昨年12月に米カリフォルニアのヴァンデンバーグ宇宙軍基地からファルコン9で打ち上げられた。1号機は平壌(ピョンヤン)中心部を含む北朝鮮の主要標的を撮影した衛星写真を地上に伝送するなど正常に作動している。国防部は6、7月ごろ問題なく戦力化すると判断している。

2号機は電子光学(EO)および赤外線(IR)撮影装備を搭載した1号機とは違い、高性能映像レーダー(SAR)を搭載し、全天候型で昼夜を問わず撮影が可能だ。SARは「合成開口レーダー」とも呼ばれる。

南北極の極軌道を回るEO・IR衛星(1号機)とは違い、SAR衛星は傾斜軌道を回り、可視光線に依存せずいかなる気象条件でも標的の超高解像度映像撮影が可能だ。

韓国軍は2025年までに計5基の偵察衛星を打ち上げ、米国に対する衛星情報の依存度を減らして独自の北朝鮮監視力を確保する計画だ。

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