今年1月1日に起き200人余が犠牲となった能登半島地震(M7.6)は複数の断層が動いたことが判明しているが、これらの断層の両脇、具体的には能登半島東側の新潟・佐渡沖、半島西側の志賀町沖の断層で今後、地震が発生しやすくなったという研究結果が出ている。言うまでもなく、半島西側の断層には志賀原発があり、断層が一度動けば重大な被害が生じることになる。
神戸大学名誉教授で地震学者の石橋克彦によると、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災を契機に日本列島全体が地震活動期に入ったとされる。