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杉並区 2
0280名無しさん
垢版 |
2024/02/26(月) 10:13:15.77ID:1Yvum7qc
戦国自衛隊1549

西暦2003年10月13日、陸上自衛隊東富士駐屯地で、対「ソーラーマキシマム」の人工磁場シールド発生装置の実験中、事故が発生。その場にいた的場一等陸佐率いる"第3特別実験中隊"が地面ごと忽然と消える。その3日後、磁場の揺り戻しが起こり、元の演習場の地面と共に戦国時代の侍(七兵衛)が現代に到着する。

どうやら、第3特別実験中隊は1547年の戦国時代に飛ばされて生きているらしい。その後、彼らの歴史への介入による影響と思われる「虚数空間」、通称"ホール"が現代の日本各地に出現し、侵食を始める。ホールの侵食が進めば、いずれ、この世界は消滅してしまうと予測される。

2005年、極秘救出作戦"オペレーション・ロメオ"が発動され、特殊編成部隊"ロメオ隊"が第3特別実験中隊を救出するため、あるいは世界を救うために、タイムスリップを行う。かつて的場が創設した特殊部隊"Fユニット"の一員だった元自衛官の鹿島勇祐もオブザーバーとして参加し、七兵衛も同行する。到着先は1549年、つまり的場たちが戦国時代に到着してから2年の月日が経過しているはずである。現代に戻れるタイムリミットは、74時間26分。

しかしロメオ隊は、戦国時代に到着するなり、偵察に出したヘリコプターを誘導弾によって撃墜されてしまう。その直後、草木を身にまとい偽装した武装集団の襲撃を受けるが戦国時代の戦兵とは思えない洗練された動きに、最新兵器を持っていながらロメオ隊は退避せざるを得なかった。到着直後にもかかわらず幾つかの装備を失い、隊員の半数が犠牲となった壊滅的状況に鹿島は指揮官の森三佐に実弾を使うよう迫るが、ロメオ隊は"非常事態"を除き実弾の使用の一切を禁じられているとして、頑なに拒否する。しかし、森の発言から"オペレーション・ロメオ"の真の目的とは的場たちを救出することではなく、直接対決を意味していることを鹿島は知るのであった。実弾を使用可能なのは非常時のみという真意は、第3特別実験中隊を殲滅することだけのためということだった。

翌日、鹿島たちの元に、先日襲撃してきた武装集団が現れ、"天導衆"と名乗る。先頭に立つ人物が仮面を取ると、それは2年前にこの時代に飛ばされた"第3特別実験中隊"の隊員・与田であった。
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