10話のルパンがいつまで本物かどうかを考えるのは無意味だよ
進化論が真実とする側から見た虚構(神話)の世界と神話が真実とする側から見た虚構(進化論)の世界の狭間にルパンが在るだけ
10話では不二子の視点から進化論と神話、どちらの世界のルパンが真実なのかを問いかけている

視聴者はこれまで進化論を真実とする世界のルパンを見続けてきたけど、もし視聴者が虚構とする世界のルパンの方が真実なのだとしたらお前らが今まで見てきたルパンって虚構だよね?と揺さぶりを掛けているに過ぎない

まぁこの話をルパンでやる必要あるかと言うとその通りなのかもだが、これだけ長く続いてきた作品だからこそこの問いかけは効くし、ある意味宮崎駿が創り上げたアニメのルパンに対するアンチテーゼでもあり、最後は不二子を通してルパンを認めて終わっているから押井のツンデレ回でもある様に感じた