日比野 五十鈴 (ひびの いすず)
キャバレー店、パレ・ガルニエの女社長。かつては伝説的なバレリーナであり、日本人でありながらパリ・オペラ座バレエ団のエトワールとして踊りたいという夢を抱いていた。東洋人で初めて入団試験を許可されるところまで行き着いたが、遺伝的に肥満になりやすいというだけの理由で身体適性検査から外れ、失格となる。 その後、人知れずキャバレーを経営していたが、ある日に迷い込んできた小学3年生の宮本すばると出会い、彼女のバレエの指導者となる。理不尽な淘汰が行われるバレエ界において、国籍も人種も体質も「才能」がきっと凌駕するという信念を持つ。一人称は「アタシ」。すばるからは「おばちゃん」と呼ばれ慕われている。