このスレを見るうちにだんだん分かってきたぞ。
この作品のチャームは、「気が付かないうちに犯している愚行」だ。気が付かないだけでなく、自分を見つめ直して成長するチャンスなんかも無い事が多い。にもかかわらず、何となくと言うか、時が癒したと言うか、気がつくと彼らは幾らか大人になっている。
この、ロジカルでない救いが、無条件の肯定になっていて、ほんのり甘い青春物語の雰囲気を醸し出す。この物語に惹かれる人は、そう言うことではないだろうか。