ボクのかんがえたエンディング
ケダモノランドグループとの大抗争を終えメイド対策法も施行され平和になったアキバに二十年以上の月日が流れる
ある日なごみが働く店でまた一人のメイド希望者が挨拶をしていた
深々としたお辞儀から上げたその顔は!
かつて美千代の店でまだ瞳に自信も憎しみも険も顕れていない嵐子そっくりであった
名前は蘭子、花言葉は「美しい淑女」「優雅」
その顔を見たなごみは二十三年前かつて共に闘った仲間の壮絶な活躍を想い出さずにはいられなかった…
ただ萌え萌えキュンキュンしたいだけなのに
可愛いメイドになりたかっただけなのに
それが許されずおひねりちゃんを強要され切った張ったの抗争が当たり前の時代、非業の死を遂げた嵐子さん、ゆめち、しぃぽん、ゾーヤ…
なごみは溢れる涙を必死に堪えながら
「蘭子さん!よろしくだブー、これから仲良く一緒に萌え萌えキュンキュンしていきましょう!」
そう言ったなごみの顔には美千代さんくらいのシワと貫禄と歓びが表れていた…
チャチャチャチャ~ン今日も明日も萌え萌えキュン♪豚小屋辺りで…