>>266
っていうか作品の流れの内、出発点と到達点を両方ともぼかしたまま群像劇だけ描写してるってのがこの作品の仕組み。
この両端を曖昧にすることで、なぜ登場人物がそのような考えにいたってドコに向おうとしているのかっていうところを隠し、話の大筋の予想を困難にさせている。
ただこの手法は一番感情移入しやすい部分が失われてることになるので、作品の魅力も相当削ってしまうことになる。
中終盤にかけてしっかりまとめ上げないと空中分解したまま墜落する流れになりやすいのでとても危険