現在のチセの状態と学院へ通う事となった経緯は

夜の愛し仔(スレイ・ベガ)→魔力の生産と吸収が非常に高いが(魔力を無尽蔵に作り出せる)体への負担が大きく臓器が耐えられず突然タヒに至る

竜の呪い→竜の魔力を取り込む
(竜は血や空気といった物のように魔力が体を巡り、それを用いてエネルギーとするが
チセが救った竜は恐怖や苦痛などの要素が
竜の体に巡った状態だった)
竜の強大な力を有するが、負の要素ごと取り込んだためそれが枷となり、身体を蝕みやがて身体が耐えらなくなる

カルタフィルスの不死の呪い→カルタフィルスは元々墓掘り人のヨセフと彷徨えるユダヤ人(救世主に石を投げ呪われ不死になった男の意)であるカルタフィルスが融合した状態

ヨセフはカルタフィルスを救おうと、不死だが体が持たない彼と健康な自分の肉体を1つにすれば良いと考えたが、最終的には体ごと古くなったら都度他人のものと取り替える事となる

そして、竜のタヒの呪いと自らの呪いで不死が中和されると考えチセの左腕を狙う
前段階で左目をチセに移植し、チセの左腕を奪おうとするも失敗し、チセに眠りの魔法をかけられ、自らに移植したチセの左目を失う

カルタフィルスはチセの竜の呪いと自らの不死の呪いをチセの体内で折り合いを付け共存させた
チセはあえてカルタフィルスの左目をそのままにしており、チセの現在は
無尽蔵に魔力を生み出す力
竜の力
上記に伴う肉体への負担(やがてタヒに至る)
カルタフィルスの不死
という非常に稀有な状態になり
チセ自身にも自分がどういう状態で今後の寿命がどうなるかなど、分からない事が多い

そんなチセの体を研究したい学院と、色々なことを学びたいチセの利害が一致し学院へ通うことになった。こんな所だろうか