フリーレンの10話は、かつて魔族と正面から戦って仲間を守れなかったフリーレンが師匠と出会って薫陶を受け、1000年かけて準備した作戦で魔族を嵌める話。

また、フリーレンが魔族を憎んでいる理由と、なぜ魔族の中でフリーレンが知られていないかも明らかになる。
そのうえで歳月を感じさせるために回想シーンは長め、時間経過は一瞬という演出。

アウラとの戦いを描いた話ではなくフリーレンが無名かつ最強の魔法使いになったという話。サブタイトルが原作では「卑怯者」「服従の天秤」だったのがアニメでは「強い魔法使い」になったのは制作者がアウラとの戦いよりもフランメからフリーレンに受け継がれた魔法使いの系譜を強調したかったからだろう。

ま、こんなにいちいち説明しなくても見ればわかる人はフリーレンにハマるし、見てもわからない人は「フリーレンのバトルはつまらない」ってなるだけの話だけど。