ひろプリアニメージュ増刊号まとめ

小川孝治シリーズディレクター(監督)編

■ツバサのデザインについて
・ツバサ片目隠しは小川の拘り、変身後の両目出しでギャップを作り変身してる感を演出
・「これは女性目線でかわいいのか?」「女児の心に刺さるのか?」を意識してデザイン注文し、高橋Pや女性スタッフに監修してリテイクしていく方式

■各カラー解説
スカイは空の「青」、プリズムは太陽の光の「白」、クソバードは夕焼けの「オレンジ」、バタフライは朝焼けの「ピンク」、マジェスティはマジックアワーの「紫」

■シリーズ初の全員同居について
・「プリキュア」でネックになるのが親たちの存在、正体を隠して住まわせるのが嫌だったのでシェアハウスに
・それぞれの家族をレギュラーキャラにしないことでコストカットも出来る
・家を出ると設定が連鎖的に増える
・ヨヨの家を広くしてヨヨを万能キャラにすれば、諸々の手間を省ける
※例 家族と一緒にいるところに敵が現れて、娘が突然居なくなって戦いが終わったら戻ってきて 母親「どこに行ってたの?」って心配するみたいなシーンを描かなくて済む
・親との関係のドラマを作りたい時は会いに行くか親がやってくればいいだけ

■4人の手書き文字について
・スタッフでコンペして一番キャラに合うそれっぽい字の人を採用

■アンダーグ帝国について
・敵の目的は「エルちゃん」
・カバトンは力に憧れて動いていた、バッタは自分のプライドのため
・子供に「プリキュアが怖い存在」と思わせない為にバッタ追い詰めた時のスカイの表情はカットした
・カバトンがおでんの屋台などで管巻いてたのは金月のアイデア、昭和ネタが好きとのこと
・記者「敵の幹部がボスを愚痴るって、これまでありそうでなかったので。」小川「そうかもしれないですね」

記者「ひろプリは『知識でひろがる』が裏テーマだそうですが」←???
小川「最初に思い描いた夢や目標に向かって一直線に進んだ人って、実はほんの一握りだと思うんです。ほとんどの人は、それなりに紆余曲折があるし、子供の頃に抱いた夢とはまったく別のところに行って成功する人も沢山います。特に一連のツバサのエピソードはそういうことを言いたかったんです」←???