マツダ-wikipediaより転載

マツダ株式会社(英語: Mazda Motor Corporation)は、
広島県に本拠を置く日本の自動車メーカーである。



パワーハラスメントによる社員の自殺

2007年、当時25歳であった男性社員がうつ病を基に自殺した。
男性は、入社20年のベテラン社員が担当していた購買業務を引き継ぐ形で異動し、時間外労働は自殺直前に月80時間を超えていた。
しかし上司は男性を叱責し続け、孤立無援の状態に置かれた男性はうつ病を発症し、社宅の自室で首つり自殺した。

この上司は男性の自殺後にも、職場で笑いながら「あ、亡くなったわ」「この忙しいのに」と発言したり、
同僚が男性の机に花を飾ろうとしたときに「大っぴらにするな」と制したりした。葬儀の場でも、
弔文原稿に目を通しながら冗談めいた口調で「泣かすよなあ」と発言した。

マツダは遺族側と裁判で争い、「過重労働はなく、上司もサポートしていた」などと主張していたが、
2011年2月、神戸地裁にて「質的、量的に過剰な労働で、自殺は業務に起因する。
一方で上司の適切なサポートもなく、同社は安全配慮義務を怠った」として過労自殺が認められ、
約6400万円の支払いが命じられた[166][167][168]。