最近、押切ばっかで、マルノコだの手鋸だの基本的な道具使わないから、みんな鋸の肝心なことわかってない。若い者に墨半分って言ってもなんのことかわかってなくてびっくりした。お前本当に大工かって言ってしまった。こんなことだから、当然木を真っ直ぐに切ることなど土台無理。それでも押切とタッカーとボンドくらい使いこなせれば、内法モンやってもソコソコ見られる程度にはなるから最近の技術革新にめちゃくちゃ驚く!
鋸は、やはり使い捨てじゃない目立て方式のほうが使いやすい。最初使い捨てが出たのは、プリント合板だの化粧フロアだのを研磨式の鋸で切ると切ると、すぐ切れなくなるから、使い捨て推奨だったからで、ホムセンに売ってる様な使い捨て鋸なんて恥ずかしくて誰も使ってなかった。身が柔らかくて使いにくいし。そして切れが悪い。刃の硬さは、使い捨て刃の先端の衝撃焼入れ処理の方が硬いのにである。使い捨て刃は、ISOみたいな国際認証規格を取ってるような製品に一切のバラツキのないような一流の工場で作られている。これが逆にダメダメダメで、鋸の刃は、人の手で適度にバラつくから、適度に材料に当たって適度に、正確には、軽いあたりで鋸を引くことができるのだ。だから、一丁2万円以上するような高級品とかは、結構振り幅が感じられて素人さんは、逆に使えないだろう。そういう意味では、玉のノコなんかめちゃくちゃ真っすぐ進み、振れがない。