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毎日新聞 2021/10/22 18:09(最終更新 10/22 18:09) 457文字




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茨城県警本部=水戸市で、韮澤琴音撮影

 茨城県警は22日、職務で入手した電話番号で女性に私的な連絡をし、女性職員8人にセクハラをしたとして、警察署の地域課の男性巡査部長(46)を戒告処分にしたと発表した。

 県警監察室によると、巡査部長は5月、職務で接触があった女性に、入手した電話番号を使って勤務時間外に「これからも連絡を取りたい」といった内容の電話やメールをした。女性が県警に申し出て発覚。巡査部長は「下心があった。非常に申し訳ない」と話しているという。同室は「捜査対象だったかは言えない」としている。



 その後の調査で、別の警察署管内の交番勤務時も含めて2019年10月〜21年3月の間、女性職員8人に対して性的な発言をしたり、手を握ったりしていたことが分かった。

 青柳信明首席監察官は「誠に遺憾で、県民の皆様に深くおわびする」とコメントした。セクハラでは今年4月、被害者の1人が上司に申し出たにもかかわらず、「早急な対応は不要」として無視されていたことも判明。この対応について、所属する署の署長と副署長、地域課の警視を警務部長注意とした。【森永亨】