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毎日新聞 2021/10/23 00:00(最終更新 10/23 00:03) 681文字




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30歳の誕生日を迎えられる秋篠宮家の長女眞子さま=東京都港区の赤坂御用地で2021年10月6日(宮内庁提供)

 秋篠宮家の長女眞子さまは23日、30歳の誕生日を迎えられた。大学時代の同級生、小室圭さん(30)との結婚を26日に控えており、皇族として最後の誕生日となる。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため誕生日の行事はないという。女性皇族の結婚に伴う皇室慣例の儀式・行事は行われず、側近は「現在は静かに結婚の準備をしている」と話す。

 眞子さまは22日夕に皇居・御所で天皇、皇后両陛下に結婚のあいさつをした。宮内庁によると、懇談は1時間10分で、途中から両陛下の長女愛子さまも同席し、和やかな雰囲気だったという。

 26日は午前中に宮内庁職員を通じて婚姻届を提出する。赤坂御用地(東京都港区)の宮邸を離れ、午後は小室さんと記者会見に臨む。翌27日には同庁で、皇室の戸籍に当たる「皇統譜」に皇籍離脱について登録する作業が行われる。

 この1年は前年に引き続き、コロナの影響で行事出席などが減った。それでも、総裁を務める日本工芸会主催の「日本伝統工芸展」では総裁賞選定などにあたり、動画配信による解説を視聴した。日本テニス協会名誉総裁も務める眞子さまは、東京オリンピック・パラリンピックのテニスや車いすテニスをテレビ観戦。選手の活躍に感銘を受けていたという。宮内庁によると、いずれの役職も26日付で退任し、うちテニス協会名誉総裁には、妹の佳子さまが27日付で就任する。

 眞子さまは「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」と診断されたことが明らかになっているが、結婚を間近に控えた現時点の体調について側近は「特段お知らせするようなことはない」と話している。【和田武士、山田奈緒】