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毎日新聞 2021/10/23 08:23(最終更新 10/23 08:23) 401文字




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山梨県教育委員会が入る県防災新館=甲府市で、金子昇太撮影

 部活動の遠征で滞在した宿泊施設で女湯をのぞこうとしたとして、山梨県笛吹市教育委員会は22日、市内の中学に勤務する20代男性教諭が建造物侵入と迷惑行為防止条例違反の容疑で書類送検されたと発表した。

 市教委によると、教諭は8月19日午後11時ごろ、部活動の遠征の引率で滞在していた茨城県の宿泊施設で、女湯をのぞく目的で脱衣所に侵入し、一般客の女性と鉢合わせた。女性からの被害届を受け、警察が10月5日に、建造物侵入と県迷惑行為防止条例違反の容疑で書類送検した。



 教諭は事件の翌日、勤務先の校長に報告。「衝動的な行為だった。のぞいてみたいと思った」と認めており、以降は欠勤し、辞職の意思を示しているという。山梨県教委が処分を検討する。市教委の望月栄一教育長は「教育への信頼を損ね、関係者には深くおわびする。教員のセクハラ行為などの撲滅に取り組んでいる中での行為で、残念であり遺憾だ」と陳謝した。【田中綾乃】