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2021年10月23日12時15分

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米俳優アレック・ボールドウィンさん=2019年4月、ニューヨーク(AFP時事)




 【ロサンゼルス時事】米西部ニューメキシコ州で映画撮影中に俳優のアレック・ボールドウィンさんが銃を誤射し、2人が死傷した事故で、ボールドウィンさんに銃を渡した助監督が、弾丸は入っていないと伝えていたことが22日、分かった。ボールドウィンさんは小道具の銃を受け取った際、「(火薬が入っていない)コールドガンだ」と教えられたという。


 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が、地元捜査当局提出の宣誓供述書の内容として報じた。助監督は、「実弾」が装填(そうてん)されているとは考えていなかったと証言した。供述書には、弾丸が入っていた理由に関する記述はない。
 誤射は21日、西部劇「ラスト」の撮影現場で発生。撮影監督のハリナ・ハッチンスさんが死亡し、監督のジョエル・ソウザさんも負傷して病院に搬送された。ボールドウィンさんは22日、「悲劇的事故に際しショックと悲しみで言葉がない。捜査に全面協力する」と誤射後初めてツイッターに投稿した。
 ハッチンスさんの夫マシューさんは22日、米メディアに「彼女の人生を伝えられるようになるには時間が必要だ」とコメントした。ソウザさんは既に退院したという。