https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102601233
2021年10月26日21時38分




 【北京時事】中国国家発展改革委員会は26日、「重要な業界」の企業を集めた会合で、外貨建て社債の償還と利払いの確実な履行を求めたと発表した。中国メディアによると、集められたのは不動産開発各社。ドル建て社債の利払いが滞っている中国恒大集団を念頭に、デフォルト(債務不履行)回避に全力を尽くすよう要求したとみられる。
 同委は声明で、国家外為管理局とともに、参加企業の経営状況や社債の支払い計画を聴取したと説明。債務の見直しや市場ルールの順守に加え、社債の償還や利払いの準備を自発的に進めるよう要請した。
 恒大は一部のドル建て社債の利払いを見送っている。今月29日の猶予期限までに支払いができなければデフォルトとなることから、金融市場では懸念が強まっている。