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[ 2021年11月1日 05:30 ]

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小沢一郎氏
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 岩手3区の立民の小沢一郎氏(79)が自民の藤原崇氏(38)に敗れたが、比例東北ブロックで復活当選となり、全国の立候補者で最多の18選となった。

 小沢氏は公示日に地元の岩手県奥州市で第一声。初当選した1969年の選挙戦以来とみられ、街頭で「いまだかつてない厳しい選挙だ」としきりに訴えて危機感をあらわにしていた。

 自民党時代は「最高実力者」と呼ばれ、離党後は「政界再編のキーマン」として巨大与党に挑んだ剛腕も在職52年。来年傘寿を迎え、王国でも求心力に陰りが見えていた。小沢氏が会長を務める立民の岩手県連が岩手1区で新人を擁立しようとしたが、党本部から現職優先で押し切られたのは象徴的だった。

 陣営が「集大成」と位置づけた今回の衆院選。小選挙区で敗れたことで、さらに求心力の低下が続きそうだ。