今回の衆院選で与野党の訴えは、有権者にどう響いたのか。何を判断基準にして、どの候補、どの政党を選んだのか。SNSで意見を募って取材する「#ニュース4U」に声を寄せた人たちに、改めて一票に託した思いを聞いた。

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「若い世代の意見を聞いてくれると実感」
 川崎市の高校3年の女子生徒(18)は、初めての一票を小選挙区も比例区も維新に投じた。議員報酬や定数削減などの「身を切る改革」に魅力を感じたという。「どの党も都合の良い政策をうたうけど、財源を国債に頼るのではないか。未来の私たちに借金を残さないでほしい」

 日本維新の会副代表の吉村洋文・大阪府知事の姿を連日メディアで見たことも「責任感の強さを感じた」という。「私たち若い世代の意見を聞いてくれると実感した。大阪だけでなく日本を良くしてほしい」と話した。

 東京都練馬区のパート女性(66)も今回、初めて維新に投票した。世襲が目に付く自民政権の新型コロナ対策は、市民感覚からずれていると感じていた。「アベノマスクの全戸配布は象徴的。庶民の気持ちがわかっていないんじゃないか」

今回、41議席を獲得した維新。練馬区の女性は、どんな理由で維新に投票したのでしょう。

 一方、テレビを通して見る吉…(以下有料版で,残り1186文字)

朝日新聞 2021年11月2日 15時00分
https://www.asahi.com/articles/ASPC163N2PB0PTIL00Z.html?iref=comtop_7_07