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2021/11/2 20:01


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執行役員会で代表の辞任を表明する立憲民主党・枝野幸男代表=2日午後、国会内(矢島康弘撮影)

立憲民主党の枝野幸男代表は2日の執行役員会で、衆院選で公示前勢力を14下回る96議席に終わった責任を取り、代表を辞任する考えを表明した。枝野氏は10日に召集される特別国会の閉会日に辞任し、党は年内に代表選を行う方向だ。福山哲郎幹事長も引責辞任し、執行部は刷新される。平成29年10月に枝野氏が旧立民を立ち上げて以来、4年間続いた枝野−福山体制は幕を閉じる。

枝野氏は役員会で、衆院選について「大変残念な結果となった。ひとえに私の力不足だ」と謝罪した。そのうえで「新しい代表の下で新しい体制を構え、来年の参院選と次の政権選択選挙に向かっていかなければならないと決断した」と辞任する意向を示した。

政府・与党は特別国会の会期を3日間程度とする方向で調整している。立民は国会の最終日に両院議員総会を開いて枝野氏の辞任を承認する。その後、立民の代表選規則に従い、60日以内に代表選が行われる。今回は地方議員や一般党員も参加する形で行う。

立民では、衆院香川1区で当選した小川淳也氏が2日、記者団に「私自身の腹は決まっている」と語り、代表選への出馬に意欲を示した。馬淵澄夫元国土交通相も立候補に意欲を見せるほか、党内には泉健太政調会長を推す声もある。

福山氏2日、枝野氏が進めた共産党との共闘路線について「どうするかは新執行部の判断だ」と説明し、今後見直しを迫られる可能性があると指摘した。