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毎日新聞 2021/11/3 10:29(最終更新 11/3 11:06) 366文字




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エリック・アダムズ氏=AP

 米最大都市のニューヨーク市で2日、ビル・デブラシオ市長(60)の任期満了に伴う市長選の投票が行われ、民主党候補で元警察官のブルックリン区長、エリック・アダムズ氏(61)が当選を決めた。ニューヨーク市は民主党の牙城で、自警団「ガーディアン・エンジェルズ」創設者の共和党候補、カーティス・スリワ氏(67)を圧倒した。1990〜93年に市長を務めたデービッド・ディンキンズ氏以来、2人目の黒人トップが誕生する。

 アダムズ氏は60年、ブルックリン生まれ。15歳の頃に警察官から暴行を受け、それが市警の警察官を目指すきっかけになったという。現役時代から警察官による人種差別や暴力取り締まりを訴えて活動。ニューヨーク州上院議員を経て、2014年からブルックリン区長を務めている。ビーガン(完全菜食主義者)として知られる。【ニューヨーク隅俊之】