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2021年11月04日00時17分

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スマートフォンに表示されたイスラエルのスパイウエア開発企業「NSOグループ」のサイト=7月21日、パリ(AFP時事)




 【ワシントン時事】バイデン米政権は3日、国家安全保障上の懸念がある外国企業のリストに、「ペガサス」と呼ばれるスパイウエアを開発したイスラエルの民間企業「NSOグループ」を指定し、禁輸措置を講じると発表した。ペガサスを通じ、世界の政府要人や記者らのスマートフォンから情報が抜き取られていた疑惑が波紋を広げていた。


 米国の製品や技術の輸出禁止対象となる「エンティティー・リスト」に指定。禁輸措置は4日に発効する。
 米商務省は声明で、専制国家がスパイウエアを悪用し、反体制派などを監視していた証拠があると指摘。「ルールに基づく国際秩序を脅かす」と批判した。