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2021年11月4日 15時48分スポーツ報知

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定例会見を行った日本医師会の中川俊男会長



 日本医師会の中川俊男会長は4日の定例会見で、衆院選の結果を受け、「日本医師会だけでなく全国の医師会はあんどしている」と話した。

 自民党が261議席の絶対安定多数を確保し、岸田文雄政権が続投することについて、「日本医師会はこれまでも政府与党と今後の医療提供体制についてはいろんな意見交換をし、協議を一貫して続けて参りました。政権が安定するということは非常に大事なことなので、絶対安定多数を確保したことは非常によかったなと思って、日本医師会だけでなく全国の医師会はあんどしている」と考えを示した。

 今後については、「政府の出されたいろんな提案や方針に対して、医療現場の代表として意見を申し上げるというのはしなければならない我々の責務。これからも意見を申し上げていきたい」と述べた。

 新型コロナウイルスの水際対策については、政府が海外からの入国の際の自宅待機期間を短縮する方針を示したことを受け、「ワクチン接種が日本より先行していた国で再度の拡大が例外なく認められてきている。今日本で感染が収束にむかったウイルスと、諸外国で拡大しているウイルスと同じものなのか」と懸念を示し、「水際対策は慎重にやるべきだと思っている」と指摘した。