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[ 2021年11月6日 09:43 ]

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新型コロナウイルスの検査で陽性が確認されたデンバー動物園のハイエナのキーボ(AP)
Photo By AP

 米コロラド州のデンバー動物園で飼育されているハイエナ2頭が、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことが明らかになった。

 AP通信によれば、複数のライオンの体長が悪くなったために、米農務省の検査機関がコロラド大に依頼して新型コロナウイルスの検査を実施。すると11頭のライオンと2頭のトラ以外に、22歳の「ウンゴジ」と23歳の「キーボ」のハイエナ2頭が陽性反応を示した。

 感染症に強いと言われているハイエナが新型コロナウイルスの検査で陽性を示したのは今回が初めて。「ウンゴジ」と「キーボ」はともに動きが鈍く、鼻水や咳といった症状は出ているものの、回復に向かっていると伝えられている。

 なおアフリカや中東、インドなどに生息する「ハイエナ」は食肉目ハイエナ科(Hyaenidae)に属する動物の総称。長い鼻面と長い足を持ち、イヌに似た姿をしているが、ジャコウネコ科の近縁とされている。