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毎日新聞 2021/11/8 15:09(最終更新 11/8 15:09) 390文字




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小田急線=東京都新宿区で2019年5月8日、曽根田和久撮影

 小田急電鉄は8日、2022年春から、ICカードを使った場合の小児運賃を、どの区間に乗っても一律50円にすると発表した。同社によると、小児運賃を持続的に大人運賃の半額以下に一律に引き下げるのは、全国の鉄道会社で初という。

 小児運賃は6歳から12歳未満の子どもと小学生が対象。最も長い新宿―小田原間(445円)に乗った場合、約9割引きになる。他にも、駅へのベビーカーシェアリングサービスを本格導入するほか、小学生を対象に1日100円で全線乗り放題にし、同社グループの商業施設を会場にしてイベントを開催するなど、子育て世帯への支援策を強化する。今後は通学定期乗車券、フリーパスなどの企画券についても、小児運賃・料金の改定を予定している。



 今後は沿線での人口減少が見込まれることから、同社は「子育てしやすい沿線」をPRし、沿線人口を増やす取り組みを進める考えだ。【デジタル報道センター】