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2021年11月10日10時08分

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チリのピニェラ大統領=10月4日、サンティアゴ(AFP時事)




 【サンパウロ時事】南米チリの下院は9日、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が公表した「パンドラ文書」で不正疑惑が明るみに出たピニェラ大統領の弾劾を上院に諮ることを賛成多数で決めた。与党が多数を占める上院では採択に必要な3分の2には届かない見込み。


 パンドラ文書によると、チリ有数の実業家であるピニェラ氏は1期目の2010年、所有する鉱山会社を親族企業を通じて高額で友人に売却。タックスヘイブン(租税回避地)で行われた取引について、贈収賄や税法違反などが疑われている。